2009年2月9日月曜日

ソフトテニスの心理学・19

セルフコントロールの養成・火事場の馬鹿力

 人間は、過緊張や危機的場面では、信じられない力を発揮することがある。これを「火事場の馬鹿力」と呼んでいる。
 これに関連して、「生理的限界」と「心理的限界」という言葉が用いられる。普通の状態での筋力発揮は、大脳で抑制されており、生理的限界の90%しか発揮されていないのが、緊急な場面では大脳の抑制がはずれて、100%に近い筋力が発揮される。
 一方、心理的限界とは、「とてもできない」といった自分の意識で決める限界のことで、生理的限界の約20%程度だと言われている。

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