2008年12月28日日曜日

ワンランク上の前衛になる・11

前衛のやるべきことを再確認しよう
「押し出しプレー」も心掛ける

 「押し出しプレー」とは、ラインぎりぎりなどの難しい所を相手に狙わせて、アウトやネットなどのミスを誘う方法。たとえば、相手前衛にボールが行った場合では、その選手が打つ瞬間に自分の動きを見せてやればいいだろう。
 もちろんその時は、ただむやみに動くのではなく、相手前衛が打ちそうな方向を瞬時に予測して動くこと。打とうと思っていた方向にサッと動かれると、相手は拾われまいとして、より際どい所へ打とうとするだろう。そうすると、余計な力が入ってミスすることも増えるはずだ。少なくとも、相手のネットプレー1本で決められる可能性は低くなるし、思わぬミスでラッキーなポイントを取れることもある。もちろん間違った方向(予測違いの方向)へ動いてしまっても、全く気にする必要はない。相手前衛にしてみれば、打つ直前に動かれること自体、大変イヤなものだからだ。
 なお、動くときは「入射角と反射角の原理」を頭に入れておくこと。味方後衛が打った後でポーチボレーされたボールは、相手前衛のラケット面に対して、入った角度とほぼ同じ角度で飛んでいくのだ。

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