2009年3月27日金曜日

ピンチから脱出する方法・17

パートナーのミスが続くとき

気分良く次の1本に集中できるような配慮を
 パートナーとの「ペアワーク」は、ソフトテニスの一番の醍醐味だろう。試合中よく「2人で1本」という言葉を聞くが、相互信頼・相互補助は、長いトーナメントを勝ち抜くには、なくてはならないものである。
 パートナーのミスが続いたとき、すねた態度をとる選手もいる。会話もなく、励ましの言葉もない。しかし試合展開も戦略も、2人で考えなければ勝利はないのだ。勝った負けたという前に、まず2人で協力し合い、勝つための努力をすることが大切。その結果として勝利がついてくればベストである。
 パートナーのミスが続くときは、逆の立場で考えればよい。自分がミスばかりしたとき、パートナーからどういう反応を受ければ、気分良く次の1本に集中できるか…、それをよく考えるべきだ。パートナー同士の気配りが大事である。
 前衛がポーチにいってミスを連発した場合、「ドンマイ、ドンマイ」と言うだけで全然違うもの。また試合の序盤なら、後衛が「もう1本同じボールを打つから、もう1回行けよ」とか、「取れるまで行けよ」といったアドバイスをすれば、前衛もずいぶん楽になるだろう。前衛の力を引き出すのは後衛であり、後衛の力を引き出すのは前衛なのだ。

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