2009年3月31日火曜日

集中力を高める視線のコントロール・4

一流選手の感情コントロール・1

 プレイ中の感情をうまくコントロールすることは、一流選手になるために必要な条件である。一流選手の感情のコントロール法にも、いくつかのパターンがある。まず感情を表面にあらわさずにコントロールするタイプ。次に、特殊な例ではあるが、感情をむき出しにすることによって、逆に集中力を高めていくタイプである。
 常に安定したプレイを生み出すための感情のコントロールは、視線のコントロールが大きな役割を果たしている。プレイの合間にも、ガットやボールに視線を集中させ、他の物にはめったに視線を移さない。試合が緊迫し、プレッシャーが増大するような時こそ、集中しなければならない。審判のミスジャッジや、相手が故意にいらつかせようとした時でも、チラッとそちらを見たら、すぐに視線をラケット面に戻すようにする。
 感情をうまくコントロールできない選手の場合、審判の目に悪意を感じたり、相手選手が怒りに満ちた表情で自分を脅かしているように感じたり、観衆がすべて自分の敵であるように感じてしまうことがよくある。これは視線をうまくコントロールできていないことが原因となっている。自分に不利なコールをした審判や、いやがらせをする相手選手や、自分のミスに拍手をする観衆に目を向けることは、自分自身の怒りを誘い、冷静さを失う結果となる。コントロールを失った視線は、不安定な感情につながる。

2009年3月30日月曜日

集中力を高める視線のコントロール・3

プレイの合間にボールを見ることがプレイ中の集中力につながる

 初歩の段階として、プレイ中にボールを見るよりも、プレイの合間にボールに視線を集中しておくことを意識するとよい。実際には、プレイが始る前に視線をボールに集中するように努力しなければならない。プレイの前にボールに視線を集中しておくという作業は、集中すべきものに注目しておくという点で、プレイ中に速いスピードで行き交うボールを視線で追うことを非常に楽にしてくれる。プレイが始った途端、速いスピードで行き交うボールに視線を集中しようとしても、なかなかうまくいくものではない。そうするためには事前の下準備が必要というわけだ。
 一流選手が、試合前やポイントの合間に、ボールをラケットの上で弾ませたり、コートについたりしているのを見たことがあるだろう。このとき彼らは、自分の集中すべき目標物(ボール)に、的を絞っているのである。読売ジャイアンツのエース・桑田真澄投手が、マウンド上でボールに向かって話しかけているように見えるのも、ボールを見つめて集中力を高めているのだ。こうした事前の動作によって、プレイ中に視線をボールに集中させることが可能になる。

2009年3月29日日曜日

集中力を高める視線のコントロール・2

一流選手の視線は常に何かに集中している

 一流選手の試合を見る機会があったら、彼らがプレイ中やプレイの合間に、視線をどこに集中しているか注意して見るとよい。もし実際の試合のそばで選手の視線を観察することができれば、プレイに非常に役立つだろう。
 精神的にも安定した一流選手の視線の動きには、共通している部分が多い。基本的な視線の動きのパターンは皆ほとんど同じである。彼らの視線は、常に彼らの意識によってうまくコントロールされており、ボール、ガット、コートのいずれかに集中している。
 こうした一流選手の視線の動きを観察したら、次に弱い選手あるいは精神的なもろさを持った選手の視線の動きと比べてみよう。精神的な集中を必要とする場面、追い詰められた状況での視線の動きを見比べることによって、一流選手の強さの秘密が次第にわかってくるはずだ。より強く、精神的にも安定した選手の視線は、きわめて正確にコントロールされているものである。

2009年3月28日土曜日

集中力を高める視線のコントロール・1

 テニスの指導において、「ボールを見なさい」ということがよく言われる。これは、単にボールを真っ芯でとらえるためだけでなく、精神的な集中力や粘り強さに良い影響を与える。一般的に見ても、プレイ中、インパクトの瞬間まで視線がボールに集中している選手ほど、精神的にも安定しており、良いプレイをしていると言える。
 選手の視線がどこに向いているかという問題は、精神的な強さに大きな影響を及ぼす。一流選手のプレイを分析すると、視線をうまくコントロールすることは、試合などの競争的な場面でよいプレイをするための大きな手助けとなることがわかる。また視線は、プレイ中だけでなく、プレイの合間(ポイントとポイントの間)にもコントロールすることが重要である。

2009年3月27日金曜日

ピンチから脱出する方法・17

パートナーのミスが続くとき

気分良く次の1本に集中できるような配慮を
 パートナーとの「ペアワーク」は、ソフトテニスの一番の醍醐味だろう。試合中よく「2人で1本」という言葉を聞くが、相互信頼・相互補助は、長いトーナメントを勝ち抜くには、なくてはならないものである。
 パートナーのミスが続いたとき、すねた態度をとる選手もいる。会話もなく、励ましの言葉もない。しかし試合展開も戦略も、2人で考えなければ勝利はないのだ。勝った負けたという前に、まず2人で協力し合い、勝つための努力をすることが大切。その結果として勝利がついてくればベストである。
 パートナーのミスが続くときは、逆の立場で考えればよい。自分がミスばかりしたとき、パートナーからどういう反応を受ければ、気分良く次の1本に集中できるか…、それをよく考えるべきだ。パートナー同士の気配りが大事である。
 前衛がポーチにいってミスを連発した場合、「ドンマイ、ドンマイ」と言うだけで全然違うもの。また試合の序盤なら、後衛が「もう1本同じボールを打つから、もう1回行けよ」とか、「取れるまで行けよ」といったアドバイスをすれば、前衛もずいぶん楽になるだろう。前衛の力を引き出すのは後衛であり、後衛の力を引き出すのは前衛なのだ。

2009年3月26日木曜日

ピンチから脱出する方法・16

競ったゲームが取れないとき

得意パターンで単純攻撃
 このような場合、ここ1本という大事なポイントを取れないまま、試合が流れていく。競ったときや、ここ1本というときは、「単純攻撃」が有効だ。
 まずレシーブでは前衛攻撃を徹底する。相手前衛の足元を狙い、ネットに詰めてこなければ前衛とのラリーに持ち込み、ミスを誘うと良い。また、相手前衛がサーブのときは、攻撃範囲が広く、カウントとしての大事なポイントが多い。いろいろなパターンを想定し、練習しておくこと。
 逆にサーブ側は、ここ1本というときに、コースを狙ったサーブを確実に入れることが大切。サーブ練習は毎日コンスタントに行うべきだ。

2009年3月25日水曜日

ピンチから脱出する方法・15

ロビングがバックアウトするとき・2

技術面…ヒザを柔らかく・中途半端は禁物
 相手のスピードボールに手だけで合わせようとすると失敗する。ヒザを柔らかく使った打ち方を心掛けること。
 また、自分が打つロビングが攻撃的なのかつなぎなのかを意識し、中途半端な打ち方は避ける。攻撃のロビングは、高い打点で打つ場合(中ロブに有効)と、ひと呼吸打点を落とし、相手前衛をみて打つ場合がある。
 つなぎのロビングは、少々打点を落としても構わないので、しっかりとボールを引きつけて、ヒザを柔らかく使い、縦方向への面使いでドライブをかけると良い。このとき、長さ(距離)よりも高さを意識した方が、大きなミスにつながる確率は低い。

2009年3月24日火曜日

ピンチから脱出する方法・14

ロビングがバックアウトするとき・1

精神面…逃げない気持ち・我慢強さが大切
 ロビングがバックアウトするときは、気持ちが逃げている場合がほとんど。相手前衛に「取られてはいけない」「取られたらどうしよう」と思ったり、苦しい状況から逃げるためにコースを変えたりすると、ミスしてしまう。
 苦しいときこそ我慢が大切。相手から打ち込まれたボールを、また打たれるのを避けるために前衛の頭を越そうとするとミスのもと。相手後衛の前に何本でも何本でもロビングでつなぐよう、意識すべきだ。

2009年3月23日月曜日

ピンチから脱出する方法・13

スマッシュが決まらないとき

技術面…早めにボールの下へ手首の使いすぎに注意
 精神面に関しては、ボレーの場合と同様。
 技術面では、ミスする原因として、フットワークが悪くボールの下へ入っていないことが、まず考えられる。早くボールの落下点へ入ることを意識しよう。
 足運びとしては、クロスステップで下がること。ネットミスが重なる場合、打点が少し前過ぎるか、重心よりも右側で打っていることが多く、逆にバックアウトが多い場合は、打点が低いか、あるいは重心よりもかなり左寄りで打っていることが多い。
 また、手首を使いすぎても、スマッシュをミスしやすい。サーブの時のようにスピンを意識せず、フラットに打ち下ろせばよい。なおグリップは、ネットに近ければウエスタングリップのままで、ネットから遠くなればややイースタン気味にすると、面が安定する。
 それと、身体に開き過ぎにも気をつけよう。インパクトするときに左足が下がっていると、身体が開き過ぎ、軸もぶれてしまう。どうしても開いてしまう選手や、なかなかタイミングの合わない選手は、ジャンピングスマッシュにすると、結構うまく打てる場合がある。

2009年3月22日日曜日

ピンチから脱出する方法・12

ボレーが決まらないとき・4

技術面(3)…最初からネットに詰めることを意識
 ネットへの詰めが甘いと、ボレーミスしやすい。最初から詰めていないとか、ラリーが続いてだんだん遠ざかった場合、フォローに下がってそのまま詰めていない場合など、状況はいくつかあるが、常にネットに詰めることを意識したポジションを取るべきだ。
 フォローしたり、やや深いスマッシュを追うよりも、まずネットに詰めてボールを追うこと。こうして横方向への動きがある程度できてから、次の段階へ進めばよい。

2009年3月21日土曜日

ピンチから脱出する方法・11

ボレーが決まらないとき・3

技術面(2)…左手を意識しラケットを安定させる
 ボレーをミスする原因としては、しっかりラケット面ができていない、ということも考えられる。そうならないよう、左手(右利きの場合)をイチョウの部分に軽く添えて、面を確認するように心掛けよう。
 また、インパクトの瞬間にラケットを「操作してしまう」選手がよくいるが、これも要注意。飛球線上にラケット面を出し、そのまま素直にインパクトしよう(面を残す意識)。ちなみにグリップは、バックボレーの時はウエスタングリップのままで、フォアボレーの時はややイースタングリップ気味にすると、面が安定しやすい。

2009年3月20日金曜日

ピンチから脱出する方法・10

ボレーが決まらないとき・2

技術面(1)…ステップやフットワークをチェック
 ミスの原因としてまず考えられるのは、ステップを含めたフットワークができていない、ということ。まずボールの所まで行けているかどうかをチェックすることが大切。ポジションを取り、間合いを計ってポーチに行くというのは、やや高度な技術になるので、スタートが少々早めでも、ボールの所まで確実に行くことを心掛ける。抜かれることを恐れてはいけない。抜かれることによって間合いを覚えていくのだ。
 なお、ステップに関しては、基本的にフォアボレーの時は左足から踏み出すこと(右利きの場合)。右足を方向転換のために多少ずらすのはいいが、大きく踏み出してはいけない。バックボレーの時は、反対に右足から踏み出す。サイドステップにも利点はあるが、「走る」ことを意識しよう。

2009年3月19日木曜日

ピンチから脱出する方法・9

ボレーが決まらないとき・1

精神面…自信のなさ・余裕の持ちすぎに注意
 まず第一に、相手のボールに対して自信がないと、ミスにつながりやすい。どうしても逃げ腰でボレーしに行ってしまうからだ。また逆に、相手を(ボールを)甘く見過ぎても、雑なプレーや横着なプレーになり、ミスにつながる場合が多い。余裕がありすぎ、ボールを見過ぎて足を動かさないとか、ラケットを大振りする、あるいはボールを落とす場所に先に目が行ってしまう(ボールから目が離れる)と、せっかくのチャンスをみすみす逃すことになる。甘いボールの時ほど、丁寧なプレーを心掛けよう。

2009年3月18日水曜日

ピンチから脱出する方法・8

トップ打ちが決まらないとき・2

技術面…前に詰めて打点を高くリズムとフットワークが大切
 技術的にはほとんど、レシーブの場合と同様。その中で、できるだけ前に詰めて、高い打点で打つことを特に意識しよう。
 練習で気をつけることはいくつかあるが、やはりリズムとフットワークが最も重要だろう。普段から乱打や1本打ちでしっかりと心掛けて打つことが大切。その際、「軸足(後足)を決めて踏み込み足(前足)を決める」ことを意識する。

2009年3月17日火曜日

ピンチから脱出する方法・7

トップ打ちが決まらないとき・1

精神面…逃げずに前衛のいる場所に打ち込む
 トップ打ち、ライジング、チャンスボールなどをミスする場合、原因として考えられるのは2つ。「決めなければ」というプレッシャーが強いか、「相手前衛に対する意識」が強いか、である。
 まず、「決めなければ」というときは、失敗を恐れずに思い切って打っていくことが大事。そして後は、打点を落としていないかどうかチェックすれば大丈夫だ。
 それに対して「相手前衛に対する意識」が強いとき、こちらの方が状況としては多い。相手前衛があまり上手でない場合は、こちらも余裕ができ、通常のリズムで打てるものだが、相手前衛が上手なときは、「取られないだろうか」とか、「取られないようにしなければ」と考えてしまい、いつものリズムを崩したり、前衛から遠い、難しいコースを狙ってミスしてしまいがちだ。また、うとうとしたコースに相手前衛がポーチしに来て、あわててコースを変えたりしてミスをすることもある。
 相手前衛に取られる恐さからミスが続くときは、逃げて打とうとせずに、逆に相手前衛のいる場所(ポジション)に、思い切り打ち込む方が良い。上級者になるほど、このような場合で「センター攻撃」に挑戦するものだ。
 決めのボールを打つときは当然、勝負にいくのだから、文字通り「勝つか負けるか」の割り切りが必要。「取れるものなら取ってみろ」という気持ちが大切だろう。至近距離からのアタック攻撃では、相手前衛の顔にぶつけるくらいの気持ちが欲しい。

2009年3月16日月曜日

ピンチから脱出する方法・6

レシーブが入らないとき・3

技術面…バックアウトするときは無理せずロビングで返すのも大切
 バックアウトする状況としては、(1)短いボールを深く返球しようとしたとき、(2)相手のスピードのあるボールを無理して返球したとき、(3)腰が高く手打ちで振り回したとき、などが代表的だ。
 まず(1)の場合は、ネットにかかるときと同様、無理せずに短く返すことを心掛ける。(2)のような場合では、通常の打ち方では打ち返せないと判断したら、ロビングで相手後衛に1本返すこと。無理をせず、臨機応変な考えで、柔軟に対応していこう。
 (3)の場合は、(2)とも連動するが、腰を落とし、タイミング良く振ることが大切。フットワークのリズムを取り、軸足(後足)を意識して、早くバックスイングをしよう。

2009年3月15日日曜日

ピンチから脱出する方法・5

レシーブが入らないとき・2

技術面…ネットにかかるときは手打ちになっていないかチェック
 レシーブがネットにかかるのは、(1)短いボールを無理して打ったとき、(2)上体が突っ込んでいるとき、(3)バックアウトを恐れて振りが小さくなっているとき、などである。
 (1)の場合、短いボールは無理せずに短く返し、次の返球に対処した方がよい。
 また(2)の場合については、フットワークのリズムが崩れて、最初から前足に重心がかかっていることが多いので、軸足(後足)を意識したフットワークをすること。
 (3)の場合、たいていバックスイングの遅い「手打ち」が原因。自分の意識よりバックスイングをワンテンポ早く行うようにしよう。ネットにかけるよりも、バックアウトする方がましだ、ということも頭に入れておく。

2009年3月14日土曜日

ピンチから脱出する方法・4

レシーブが入らないとき・1

精神面…ポジティブなイメージ作りを
 サーブの場合と一緒で、「入れなければ」というプレッシャーから、振りが鈍くなったり、フットワークのリズムが崩れたりしがちだ。相手のサーブに対する意識が悲観的になり、身体に力みが生じてしまうのだ。
 こんな場合は「強気に」とか「思い切って」とかではなく、相手のサーブを予測し、頭の中で冷静に自分のレシーブのイメージを作ってみると良い。

2009年3月13日金曜日

ピンチから脱出する方法・3

サーブが入らないとき・3

練習では
 トスを上げたとき、軸足(右利きの場合は左足)が動いてしまうと、身体の軸も動き、安定感とパワーを兼ね備えたサーブにならないので気をつけよう。また、サーブのフォームがある程度固まったら、身体に完全に覚え込ませることが大切。毎日100 球くらいは徹底的に打ち込むこと。

2009年3月12日木曜日

ピンチから脱出する方法・2

サーブが入らないとき・2

技術面…ネットするならスピンをかける
 サーブがネットにかかるときは、トスをやや後ろに上げ、ボールを押す感覚で、スピンをかけるといいだろう。逆にサーブが長い場合は、トスをやや前方に上げて、インパクト後に右足(右利きの場合)を1歩踏み出すようにしよう。
 なお、サーブが打ちにくい状況としては、風が強い場合も考えられる。そういう時は、風の影響を受けないようにするため、トスをいつもより低めにし、風上からは速いサーブよりも、スピンをかけることを意識する。風下からは、ボールをフラットに押す感じで、意識としてはオーバーするくらいの感覚で打とう。

2009年3月11日水曜日

ピンチから脱出する方法・1

サーブが入らないとき・1

精神面…リラックスがすることが第一
 ファーストサービスを「絶対に入れなければ…」というプレッシャーから、リズムを崩すことが多いもの。その結果、トスが乱れたり、ボールを置きに行ったりしてしまう。
 固くならないためには、試合の早い段階で、思い切りサーブを打ってみると良い。この時は、入るか入らないかにこだわらないこと。別に入らなくても構わないので、とにかく思い切り打ってみよう。また、ヒザの屈伸運動を5~6回くらい行い、トスとリズムだけに集中するのも良いだろう。

2009年3月10日火曜日

試合での心理的トラブルとその対処法・23

焦りの心理・3

行動のレベルでの解決策
練習および試合前の対策
1.焦って失敗しがちな局面を想定し、その解決策を考える
2.焦っている自分を想像し、キーワードや呼吸法で成功しているイメージトレーニング

試合中の対策
1.ポイント間の間を取り、深呼吸や筋の緊張を素早くほぐす
2.ミスをした後も冷静に振る舞い、動作をゆったりと行う
3.焦ったり自滅したりする自分に早く気づき、キーワードや深呼吸で自分本来のプレーに戻す

2009年3月9日月曜日

試合での心理的トラブルとその対処法・22

焦りの心理・2

心・気持ちの持ち方による解決策
1.じっくり粘っていこう
2.自分自身を見失わず、今やるべきプレーに専念しよう
3.自分ひとりで試合しているのではない
4.あくまでパートナーを信頼しよう
5.大事な場面はコンビプレーで
6.勝ち負けという結果は後からついてくるもの

2009年3月8日日曜日

試合での心理的トラブルとその対処法・21

焦りの心理・1

試合における問題状況
1.相手のペースにはまってしまう
2.予期しないことが起こる
3.大事なカウントで、絶対決めてやろうと力んでしまう
4.パートナーの調子が良くないと、自分で決めようと焦って自滅する
5.勝ちが見えてくると、勝ち急ぎが出てしまう

2009年3月7日土曜日

試合での心理的トラブルとその対処法・20

弱気の心理・3

行動のレベルでの解決策
練習での対策
1.ノミの心臓だからこそ、納得のいくまで練習し、相手のことを研究する
2.技術的なチェックポイントをしっかり持っておく
3.99%勝てるようにコンディショニングを実施する
4.弱気になってミスしそうな状況をあらかじめ想定し、強気に向かっている自分・成功している自分の姿を思い描く

試合前の対策
1.弱気になりそうな自分に気づいたら、自己暗示・深呼吸・精神集中

試合中の対策
1.ポイント間に気持ちを新たにできる癖
2.いいプレーでもミスプレーでも常に堂々と振る舞う
3.自分自身への悲観的な言葉は避ける
4.呼吸に注意を向け、前向きの考え方をする

2009年3月6日金曜日

試合での心理的トラブルとその対処法・19

弱気の心理・2

心・気持ちの持ち方による解決策
1.試合はミスがつき物、恐がることはない
2.逃げてはいけない、向かっていこう
3.思い切ってミスをしよう
4.今はここに集中して、自分のプレーをしよう
5.勝ちを意識せず、あくまで今やる1本に集中しよう
6.真の闘争は相手に勝つことではなく、相手が作り出してくれる障害に勝つことである
7.消極的な逃げのテニスで勝っても、本当の満足は得られない

2009年3月5日木曜日

試合での心理的トラブルとその対処法・18

弱気の心理・1

試合における問題状況
1.大事なカウントで過去のミスが頭に浮かぶ
2.ミスが続くとまたミスをするのではないかと思う
3.勝ちが見えてくると過度に慎重になる
4.弱気になって神経質に考えすぎる

2009年3月4日水曜日

試合での心理的トラブルとその対処法・17

あきらめの心理・3

行動のレベルでの解決策
練習での対策
1.苦痛や困難を克服する練習を行い、自信をつける
2.目標達成への意欲を高める練習を行う
3.練習中も可能性を信じて積極的に挑戦

試合前の対策
1.相手の実力を客観的に判断し、名前負けしない
2.苦手意識をはねのけるだけの闘志をみなぎらせる
3.自分なりに作戦・戦術を立てて臨む

試合中の対策
1.ポイントの間を十分にとって、次にやるべきプレーの方針をしっかり立てる
2.思い切りのいいプレーを心がける

2009年3月3日火曜日

試合での心理的トラブルとその対処法・16

あきらめの心理・2

心・気持ちの持ち方による解決策
1.勝負は最後の最後まで分からない
2.最後の1本を取られるまでは負けではない
3.この相手を倒せばヒーロー(ヒロイン)である
4.まだまだあきらめるのは早い
5.強い相手ほど燃えてくる
6.相手も人間、どこかでプレッシャーを感じるはず
7.強い相手でも最悪の状態がある

2009年3月2日月曜日

試合での心理的トラブルとその対処法・15

あきらめの心理・1

試合における問題状況
1.有名選手や実力が数段上の選手と対戦する時
2.一方的にリードされた時
3.強いチームといいゲームが出来ると満足してしまう

2009年3月1日日曜日

試合での心理的トラブルとその対処法・14

迷い・注意力散漫・集中力欠如・3

行動のレベルでの解決策
練習での対策
1.イメージトレーニングを通じて、どんな局面でも集中力を発揮でき実力が出せるようにする
2.プレッシャーや集中を妨げる条件を練習に導入する

試合前の対策
1.自信を持ってプレーしているイメージを瞬時に描く
2.会場の雰囲気にのまれないよう、自分の注意の仕方をうまくコントロールする

試合中の対策
1.余分な考えが浮かんだら、まず呼吸に注意を向け、自分のキーワードを用いて集中状態を作る
2.ポイント間で次に何をするべきか素早く決断する