2008年7月28日月曜日

適切なケガの予防と治療・2

ケガの予防

 ケガは練習の時間を奪うため、選手にとって大変な負担になる。したがってソフトテニスの選手がケガの予防処置を講じることはとても重要である。以下の方法はケガの予防に役立つので、毎日の練習にくり入れなければならない。

練習前には体温を上げる
 人間の筋繊維と結合組織は、ゴムバンドのようである。ゴムバンドが冷えているのに激しい勢いで引っ張れば、切れたり壊れたりする。しかし同じゴムバンドを暖めてから、急に引っ張ったりしないでゆっくりと伸ばせば、弾力性が出る。同様に冷えた筋肉を急に曲げたり伸ばしたりすると切れることもある。筋肉を温め、それから静的なストレッチングでゆっくりとストレッチすれば、効果的に曲げたり伸ばしたりできる。体温が上がると、筋肉の収縮や弛緩のスピードも増す。軽いジョギング、縄跳び、体操などが体温を上げるのに効果がある。

一貫したストレッチング手順で行う
 ストレッチングをすると筋肉はリラックスし、血液循環や酸素の供給が有効に行われるようになる。柔軟体操も、疲労した筋肉から乳酸を運び出すことにより、筋肉痛を減らすのに役立つ。
 しかしストレッチングのしすぎは、靭帯や関節に損傷を与える。従って、静的(非運動的)は基本を含んだ、行いなれているプログラムを毎日実施するのがよい。

以下のガイドラインは、ストレッチングの手順として守ること
1.体温が1℃上がるか汗が出始めるまでウォームアップする
2.静的(非運動的)で段階的なプログラムのみを行う
3.すべての筋肉群をストレッチする
4.ストレッチしすぎない。またストレッチングが不足してもいけない
5.練習の開始前に、もう1回汗を出す

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