2008年10月30日木曜日

試合に強くなるために試合を観察する方法・24

技術的な特徴からみたミスや弱点の傾向
スマッシュ

正面を向いて打つ・・・・・・クロスにしか飛ばない
打点が頭の後ろになっている・・・・・・バック・アウトしやすい
足が止まって腰が引ける・・・・・・ネット・ミスしやすい
リストを使いすぎる・・・・・・ネット・ミスしやすい
腕の回内ができない・・・・・・威力がない
フォロースルーと一緒に左手が身体の左側に流れる・・・・・・威力のあるボールが打てない

 スマッシュの技術で最も大切な見るべきポイントは、きちんと落下点に入れているかどうかということだ。厳しいロブでもないのに、打点が頭の後ろになっていたり、腰が引けていたり、打点が低くなったりしているのは、打点をきちんと把握できずタイミングも正確につかめていない証拠である。上から来るボールに対する距離感というのは個人差が大きいので、この能力が優れているかどうかでスマッシュが好きか嫌いか分かれてくる。また、正面を向いたまま下がったり打ったりするのも、自信のなさのあらわれと言える。

 深いロブでもないのに打点が頭の後ろになるクセのある選手は、ボールを押さえ込むことができずにバック・アウトする確率が高い。スマッシュできないほどの厳しいロブを打たなくても、少し下がりながら打たせるようなロブさえ上げれば、それほど恐くはない。また、手首の使い方が極端な選手は、スウィングが小さくなりやすく、引っかけてネット・ミスしやすい。ときにはわざと浅めのロブを上げてみると、ミスを誘える可能性もある。

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