時間の流れとともに、見えるもの・見なければならないものが変わる
ここからは、さっそく良い観察のための具体的なポイントやコツを紹介していこう。まず、理解してほしいのは、時間帯によって、見えるもの、そして見ておくべきものが変わるということ。それは大きく分けると、次のようになる。
1.ウォーミング・アップ(コートサイドの練習、試合前の乱打)
2.序盤戦(第2ゲーム終了まで)
3.中盤戦(どちらかが3ゲーム取るまで)
4.終盤戦(どちらかが3ゲーム取った後)
おおまかに言って、ウォーミング・アップから序盤戦はデータ収集の時間、中盤は変化への対応を見る時間、終盤は作戦実行の時間、と分けられるが、相手によっては、または試合の流れによっては、もっと早く終盤の対応をしなければならないこともある。観察のポイントとしては、技術的な側面、コンビネーション的な側面、メンタル的な側面があるが、どの面を重点的にみるかということも、この時間帯によって変わってくる。特に序盤戦までは、自分の調子のことばかり考えず、相手の観察に意識を注ぐべきだろう。
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