2010年10月3日日曜日

新・勝利を得るための精神コントロール(15)

試合の勝敗と自分の価値を同一化しない(3)

プレッシャーに対する選手の感情の反応は、主に4つに分類できる。

1.選手があきらめてしまう場合
 まず最初に考えられるのは、選手は一生懸命に戦おうとしなくなり、すぐに感情を引っ込めてしまう場合である。そうすれば、もし試合に負けたとしても、それほどプライドは傷つかない。もし負けるはずのない相手に負けても、自分が100%の努力をしなかったことにすれば、実際にその相手に負けたことにならないし、それほど傷つかないというわけである。
 風や、不正行為をした相手や、コートの悪さなどの言い訳をすることは、すべての意味であきらめということと同じである。このような言動は、回避行動の中では最も初歩的で、最も感情を崩壊させるものである。

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