瞬発力には炭水化物・時計にらんで・2
試合中に糖を取るときは、ゆっくり吸収できる方がいい。選手がよく口にするバナナは、糖がオレンジやメロン、リンゴの倍ほどもあり、腸で徐々に分解されながら、30分から1時間ほどかけて吸収される。
柔道選手の栄養管理を続けている明治製菓スポーツ&ニュートリション・ラボの杉浦克己所長は「試合まで2・3時間あればおにぎり。1時間を切るようだとバナナ。ほんのわずかな時間しかないときは、ブドウ糖を入れた水を飲んだりしています」と話す。
午前中に予選、勝てば午後に準決勝や決勝といった日程になるので、おにぎりかバナナか、時計とにらめっこで考えるそうだ。
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