相手を知らないで、自分の方が優位な場合は?(3)
この状況において試合に備えるためのカギは、これは困難な課題だということを予測することである。これを予測していれば、自分のベストに近い状態でプレーでき、番狂わせを起こさせないようにすることができる。テニスでは、劣勢の選手の方が、より熱中して恐れを知らないプレーをするが、結局は本命の方が勝つ、ということを思い起こすことも重要である。番狂わせは、本命側の選手が油断していたり、試合のプレッシャーから逃避しているときに起こる。このような試合では、力が下である選手の方は自分のゲームを維持できているが、試合のおよそ4分の3のところでチャンスを逃し、劣勢の選手に不利な流れになっていくのが普通である。
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